障害のあるお子さんがいらっしゃる親御さんにとって、自分がいなくなった後に、のこされた子どもさんの生活がどうなるのかは、大きな大きな心配事です。
けれど、いま将来のために何をすれば良いのかが、わからない。日々の生活で忙しくて実際の準備が何もできていない。実際は、そんな方が多いのではないでしょうか。
今の時代、いつ何が起こるのかはわからないことを私たちはコロナで学びました。
十分な準備がないままお子さんを社会にとりのこしてしまうことにならないよう、できることから始めてみませんか？
家族構成や状況にあわせて、今何をすべきかを一緒に考えていきましょう。
成年後見制度
成年後見制度とは、判断能力が不十分な方（認知症や障害のある方など）の権利を守るための制度です。本人の財産管理や契約手続きなどを支援するため、家庭裁判所が後見人を選任します。後見人は本人の意思を尊重しながら、生活や財産を守る役割を果たします。
遺言書
遺言書とは、遺言者が自分の死後の財産の分け方や希望を法的に残すための書類です。適切な形式で作成することで、相続トラブルを防ぎ、遺言者の意思を実現させることができます。
家族信託（不動産）
家族信託とは、家族間で財産を信託する仕組みです。財産を管理・運用・処分する権限を信頼できる家族に託すことで、将来の相続や認知症対策などに柔軟に対応しながら、財産の円滑な管理を実現します。
相続
相続とは、亡くなった人の財産や権利、義務を遺族などの相続人が受け継ぐことです。遺言書や相続人間での協議又は法律で定められた割合に基づき、財産が分配されます。相続税の申告や手続きが必要になる場合があります。
